クラブについて

クラブ理念

スポーツに親しみ、喜びや楽しさを感じながら、人との関わりを大切にする

 人は『ひと』から学び、『ひと』を育て、『ひと』に感謝し、また自分という『ひと』を超えていくために、『ひと』と協力し合いながら成長していくものだと考えています。
 子どもたちの心と身体の成長を第一に考え、指導者や保護者も役割と立場を踏まえ『ひと』として共に成長し、未来ある選手が羽ばたいていけるクラブの環境づくりに努めていきます。

活動方針

 クラブ名である「W・I・N・G」それぞれの一文字ずつがキーワードとなり、クラブ方針として活動しております。

希 望
希望や目標は、経験を重ね自信をつけることで明確になる

 はじめから希望や夢を描く、目標を立てるというのは、難しいことかもしれません。失敗や挫折を繰り返し経験を重ねながら芽生えてくるものだと思います。そんな時に、失敗したことを怒るのではなく「何を学べたか?」「次はどうすればうまくいくか?」を気づかせてあげられることが大切で、それはまた次のステップへとつながります。急かして希望や目標を決めさせようとするより、まずは自分にもできるかもしれないという期待感を持たせ、希望や目標を立たせることが必要ではないかと思います。

・子どもの好奇心に対して制限を加えない
・子どもの能力に限界をつくらない
・失敗や間違いに焦点を当てず、「何を学べたか?」を気付かせる
・さまざまな動きや精神的な刺激を繰り返し、多くの経験をさせる

自 立
自立とは、自分で考え行動し、その行動の結果に責任を持つこと

 自分で考え行動するということは、「希望」や「目標」が必要不可欠で「〜するために努力する」「〜になりたいから頑張る」など、自分を成長させようとするための原動力となります。
 子どもにできることを先取りしたり(過保護)、一挙一動にあれこれ指示したり(過干渉)するのではなく、できるだけ子どもの力を信頼し任せてみせ、見守りながら待ちます。自分の思いや考えを押しつけるのではなく、子どもが自分で考え、勇気をもって行動した結果、達成感を得たり失敗や挫折したりして成長していくチャンスを奪わないようにします。

・子どものやっていることに手を差し出さない
・子どもにできることを先取りしない
・何にでもチャレンジさせてみる
・子どもの発想を否定しない

あきらめない
「できる」「できない」ではなく、あきらめずに挑戦すること

 日常生活において、自分の力ではどうしようもできない出来事が起こったりすることもありますが、乗り越えなければならない壁が高ければ高いほど、どういう方法と手段で克服するかが問われます。これはスポーツにおいても同じで、思い通りにいかず苦しんだり、伸び悩んだりする時が必ずあると思いますが、自分で乗り越えていくしか方法はありません。
 バドミントンは、対戦相手を打ち負かす優越感のためにやるのではなく、競技を通じて自分自身に挑戦し、高い壁を乗り越えていくことに意義があり、「あきらめない」強い気持ちを育んでいけるスポーツです。

・好きなことに集中できる環境を作る
・「とりあえず」やってみせる
・目標を具体的に持たせる
・結果ではなくその過程を褒めてあげる

感 謝
失敗や挫折から生まれる「感謝の心」

 「希望」「自立」「あきらめない気持ち」ができてくると、自分でなんとかしなければいけないことや、もう一歩進んで1人では対処できないかもしれないくらいの課題にチャレンジして、失敗や挫折を繰り返しながら人は成長していくものだと思います。
 そのような経験を経て、これまでやってこれたことが当たり前でないことに気づき、支えてもらった「ひと」や「もの」や「こと」への感謝の気持ちが生まれてくるのではないでしょうか。
子どもに「感謝の気持ちが大切」ということをいくら口で伝えても、周りの大人たちが「ありがとう」を口に出して言わず、子どもにだけ感謝することを教えるというのは理屈が通りません。感謝の気持ちは、生まれつき持っているものではなく、周りの環境しだいで育てられるものです。

・モノを与えすぎない
・感謝の気持ちを伝える体験をさせる
・年齢相応の手伝いをさせる
・周りの大人が感謝の気持ちを示す